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機械いじりやモノ作りが趣味のYBJのブログです。

プリンタ購入(&意に沿わぬ改造…)

紙用プリンタを新調した。紙用と書かねばならないのは3Dプリンタではないという事を言いたいためだが、こんなことをわざわざ書かねばならないのは色々毒されているのだね。

新しく買ったのはキャノンのG6030。なぜこれを選んだのかというと、大容量タンク式でインク代が安いと言うだけでなく、ヘッドが交換可能だからだ。ここ数年はほぼ毎年プリンタを買い替えていた。新しい物が欲しかったからではない。ヘッド詰まりで使い物にならなくなったからだ。画質は既に飽和状態で、4色機でもぱっと見の画質は写真として問題ないレベル。最新の6〜7色のプリンタではルーペで見ても昇華式並の画質らしいが、そこまでの画質が欲しいなら店頭のセルフ機でプリントすればいい話である。ヘッドの詰まりの話に戻るが、去年買ったプリンタはインターバルクリーニング等を駆使してもマゼンタが全く出なくなった。クリーニングのためにカートリッジ一組丸々消費してである。こんな無駄なことはない。ヘッドの交換は可能だが、有償修理扱いであり廉価機では新しい物を買ったほうが安いという価格逆転現象が起きる。そう、今の廉価型プリンタは言わば使い捨て仕様なのである。f:id:YBJack:20200107214035j:image

と、言うわけで今回買ったG6030は3万円台の、今では高価な部類のプリンタである。自動両面印刷の機能もあり、時々資料を印刷して冊子にしている私にはありがたい。開梱し、まずはボトルに入っているインクをタンクに投入。タンクのキャップが色分けされており、キャップの色に合わせてインクを投入する。簡単な作業だ。まずは黒を投入。ゴボゴボ、とインクがタンクに入っていく。その後同様にシアン、マゼンタ、イエローの順にインクを入れていく。だが、マゼンタのインクを補充し終わり、イエローにかかろうとした時に異変に気がついた。残っているボトルは何故かマゼンタ。なんと言う事でしょう。私はマゼンタのタンクにイエローを入れていたのです。(^o^;

しかし慌ててはいけない。まだインクの吸い上げは行われていない。分解してタンクごと入れ替えれば問題ないはずだ。もちろん保証外だが、修理に出してもインクを入れ間違えているので既に有償修理の範疇である。

途中写真を撮りながら作業すればいいネタになるのだが忘れていた。側板は後部のネジを外せばあとは嵌め込みである。もっとしっかり分解して作業すれば楽なのだろうが、あとはスキマから様子を見る。残念ながら、YタンクとMタンクの形状が違っており入れ替えは不可能。接続を変えてしのごう。タンクへの接続はインク吸い上げのチューブと残量センサの2つ。これらを入れ替えれば正常動作するはずである。まずはチューブの入れ替え。タンクからチューブを抜くが、粘着剤で固定されているのでチューブを破損しないようにゆっくり抜いていく。抜けた2本を入れ替えて接続…しようとしたらYチューブがMタンクに届かない。カバーを開けたときにチューブを締め付けてインク漏れを防止する仕組みがあるのだが、チューブ長さがピッタリに作られているため、そこを通すとどうしても長さが足りないのだ。仕方ないのでその下の隙間を通して接続。次はインク残量センサの配線だが、こちらも長さがギリギリなため断念。インク残量警告が入れ替わるだけなので、インク量は窓から目視で管理すれば問題ない。(説明書でもインク残量は目視で確認せよとなっている。)最後に、インクタンクのキャップを入れ替えれば完了。wifi設定もテストプリントも簡単に終わった。なんとヘッドのキャリブレーションが自動。どういう仕組みなのだろう。以前は、キャリブレーション用のプリント結果を見て「一番キレイなのは何番ですか?」と言う手続きがあったのだが、キャリブレーション前のプリントとキャリブレーション後のプリントが出てきて終わりだった。「プリントをスキャナにセットしてください」とかも無し。不思議だ。