curaのプリンター設定。
curaのプリンター設定について書いておきます。
いつからなのかわかりませんが、curaに新しいプリンターをインストールする際、一覧から選んでインストールするとノズル径を自由に設定できないようになっているようです(Ver4.8で確認)。
その機種に設定されているノズル径はプルダウンで設定できるようですが、kaikaノズル0.1mm等を使いたいときに困ったことになるようです。
ただ使うだけならプリント設定でライン幅を0.1等に設定することで使えるようになりますが、ここではプリンター設定を1から行う方法について紹介していきたいと思います。
まず、今使っているプリンターの設定をそのまま活かしたいのであれば、そのプリンターの設定を開いてそれぞれの数値をメモしておいてください。開始Gcodeと終了Gcodeはメモ帳等にコピペしておきましょう。
新しいプリンタを設定します。プリンタの追加から、Custom FFF printerを選択したら、プリンター名を入力して「追加」を押してください。
プリンターの設定画面に移行します。お使いのプリンターの仕様を入力していきます。
幅、奥行き、高さをmmで入力します。
ビルドプレート形は、四角ならRectangular、デルタ型等の円形ビルドプレートならEllipticを選択します。
日本語訳はちょっとおかしいですが、「センターを出します」はデルタ型等、XYのゼロ座標がビルドプレートの中心にある機種の場合にチェックを入れます。
ヒートベッドがある機種の場合は「ヒーテッドベッド」のチェックを忘れずに入れてください。
「加熱式ビルドボリューム」は、クローズ型で、独立した庫内ヒーターを装備している場合にチェックを入れます。
「G-codeフレーバー」は、通常はMarlinのままでかまいません。お使いの機種のファームウエアが一覧にある場合はそちらを選ぶと良いかと思います。
開始/終了Gcodeは必要最低限のものが入力済みです。私はプライムライン等設定していますのでここは独自のものを入れています。
「プリントヘッド設定」は通常触れなくてかまいません。minX/Y、maxX/Y、ガントリーの高さは、ビルドプレート上に配置した複数のオブジェクトを一個ずつプリントするときに、プリント済みのオブジェクトにヘッドをぶつけないための設定です。
マルチエクストルーダの場合はエクストルーダの数を入力します。
次に「Extruder 1」タブに移ります。
「ノズルサイズ」に、使いたいノズルの径を入力します。
「適合する材料直径」を1.75に直すのを忘れないでください。デフォルトではなぜか2.85になっています。いまどきそんな機種そうそうないのに。
下のエクストルーダ開始/終了Gcodeは、マルチエクストルーダでフィラメントを切り替える時の動作を記述する欄ですので単色機では記入の必要はありません。
「次へ」を押すと完了です。
一覧にないマイナー機や、改造を重ねたり自作した場合はこのようにして1から設定をつくることができます。お役に立てましたら幸いです。